猫伝染性腹膜炎　(FIP)

猫伝染性腹膜炎（ねこでんせんせいふくまくえん、feline infectious peritonitis; FIP）は、『猫伝染性腹膜炎ウイルス（FIPV）』を原因とするネコの症状FIPVは猫の80％が感染していると言われていて『猫腸コロナウイルス（FeCV）』の変異型ですが、現在の抗体検査、遺伝子検査の精度では区別ができません。遺伝子検査で、腸粘膜でしか繁殖しない猫腸コロナウイルスが、腸以外（腹水、胸水）から検出した場合FIPと考えられています。
 

猫後転性免疫不全症候群　(FIV)

猫後天性免疫不全症候群（ねここうてんせいめんえきふぜんしょうこうぐん）とは、FIV（feline immunodeficiency virus = ネコ免疫不全ウイルス）により、ネコに引き起こされる諸症状のことです。俗にネコエイズとも言われています。猫エイズは猫の免疫機能が抑制されることによって、全身にさまざまな症状を起こす可能性があるのが特徴です。また、一度このウイルスが体内に侵入すると、完全には排除できないので、ウイルス保有個体（キャリア）として生活していかなければなりません。
 

舌腫瘍・口内炎

猫の舌に腫瘍ができる場合は、口腔内腫瘍の可能性があります。口腔内腫瘍には良性と悪性があり、悪性腫瘍では周囲の組織に広がる速度が速く、完治が困難な場合があります。
 
【症状】

• 痛みを伴うため、食事を避けるようになる
• 過剰によだれが垂れる
• 口臭が強くなる
• 口から出血する
• 食べこぼしが多くなる
• 顔の形が変わってくる
• 鼻の通りが悪くなる

悪性黒色腫 [メラノーマ]

猫のメラノーマは、メラニン細胞が腫瘍化した悪性黒色腫の一種で、皮膚や口腔内、眼などに発生します。猫では比較的高い確率で発生し、特に黒色の被毛の子で起こりやすいと言われています。
 
 
 
 
 
 

猫ウイルス性鼻気管炎 (FVR)

猫ウイルス性鼻気管炎(英: feline viral rhinotracheitis (FVR))とはヘルペスウイルス科に属する猫ヘルペスウイルス1型を原因とするネコの上部呼吸器感染症です。猫インフルエンザ、猫コリーザとも呼ばれています。猫預かり所(en:cattery)や犬舎(en:kennel)においてはネコのウイルス性呼吸器感染症は深刻な疾病となり、猫ウイルス性鼻気管炎はネコの呼吸器病の半数を占め、呼吸器病の中で最も重要な疾病です。
 
 

膿皮症

犬の膿皮症は、皮膚に常在する細菌が増殖して起こる皮膚病です。皮膚のバリア機能が低下することで細菌感染を起こし、かゆみ、赤み、脱毛などの症状が現れます。
【原因】

• アレルギー性皮膚炎などの皮膚病
• 甲状腺機能低下症などの免疫力を下げるホルモン病
• 皮膚刺激の強いシャンプーを使用している
• 栄養不足
• ストレス